内部被爆が人体に及ぼす影響

内部被爆が人体に及ぼす影響」の放射能汚染について紹介しています。

内部被爆とはについて解説します。

被爆には外部被曝と内部被曝の2種類があります。

外部被曝は放射線源(放射性物質)が体の外にある時で、 代表例は医学診断の際のレントゲン検査です。

内部被曝は、飲食等などにより、身体内部に入った放射性物質から放射線を受けることを言います。

何らかの理由で放射線源が体内に取り込まれた時に内部被爆されます。

放射性物質が体内に入る経路は以下の3種類に分類できます。

  1. 飲食などによる環境汚染物質の体内への取り込む
  2. 口や鼻から環境汚染物質を吸い込む
  3. 皮膚から環境汚染物質が侵入する

体内に取り込まれた放射性物質は、その種類によって、全身分布または、幾つかの器官・組織に吸収される場合があります。

例えば、放射性ヨウ素は甲状腺、ストロンチウム−90は骨、セシウム−137は主に筋肉に取り込まれます。

体内に入った放射性物質は、化学的性質により、体内の特定の組織に結合することがあり、局所的に被曝量が大きくなります。

代表例は、放射性のヨウ素131が甲状腺に取り込まれることです。

内部被ばくでは、特にアルファ線(プルトニウム等)、ベータ線(ストロンチウム−90等)を出す放射性物質は危険性が高いです。

内部被爆として、人体の中で一番早く影響がみられるのは「甲状腺」です。特に若年層に影響が出ます。

放射能に汚染された食品を食べ続けると内部被爆の危険性が高くなり、これらの症状がでます。