イワシ・煮干し | 放射能汚染食品
「イワシ・煮干し」の放射能汚染について紹介しています。
イワシは回遊魚です。 ただし、イワシは広く回遊するイワシと、特定の地域の沿岸部だけを回遊するイワシがいます。
2011年10月には千葉県房総沖で獲れたマイワシから、11ベクレル/kgの放射性セシウムが検出されています。
2012年06月、福岡の学校給食用に出された千葉県産のイワシから14ベクレル/kgの放射性セシウム汚染が検出されています。
イワシは放射能汚染海域で漁獲されたものが多く、銚子漁港を筆頭に、千葉県と茨城県で多くイワシは水揚げされています。
100円均一の回転すしのイワシからも放射能セシウムが検出されたことは報道もされています。
だから、マイワシの刺身や、お寿司屋さんのイワシは、11ベクレル/kg程度の放射能汚染されていると覚悟しなければいけません。
煮干しは骨ごと食べるので、放射性セシウムだけでなく、放射性ストロンチウム汚染も心配です。
放射性ストロンチウムは骨に蓄積するので、放射性物質の中でも怖い放射能と言えます。
安全なイワシ・煮干しの選び方
それでも、安全なイワシ・煮干しが食べたい場合どうすればよいのでしょう。
特定の地域だけを回遊するイワシなら、三陸沖から静岡以外で水揚げされたイワシならまだ安全なイワシだと思われます。
今のところ、イワシは東シナ海、日本海、瀬戸内海産は放射能汚染が少なく比較的安心して食べられます。
なぜなら、日本海沿岸部を回遊するイワシは、春から夏にかけては北上し、秋から冬にかけて南下します。
そうしますと、春から夏にかけては沖縄・九州・四国・紀伊半島沖あたりで採れたイワシなら放射能汚染の危険が比較的少ないと思われます。
秋から冬にかけては、北海道か日本海側で採れたイワシなら大丈夫というように、イワシは季節で産地を選ぶ必要があると思われます。
また、煮干しを食べるなら、東シナ海、日本海、瀬戸内海産にするのが良いと思われます。 ただ、東シナ海、日本海、瀬戸内海産の煮干しを関東以北で買おうとすると、少し探さないと見つけにくいと思われます。
昔から日本人にもっとも身近な動物性タンバク源だったのがイワシです。
イワシはカルシウムなどのミネラルが全般的に豊富なだけでなく、 血液をサラサラさせるDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸も多いので、 イワシは子どもの成長にも良いとされています。
また、イワシは肌の健康を維持する補酵素のコエンザイムQ10や、 細胞の主要構成成分であるレシチンも豊富に含まれているため、 大人にとってもその栄養素を摂取したい重宝する魚ですよね。