あさり・しじみ | 放射能汚染食品
「あさり・しじみ」の放射能汚染について紹介しています。
東日本大震災以前は福島県におけるあさり中のセシウム137の濃度は0.1ベクレル/kg程度です。
しかし、現在のあさりを検査するとセシウム濃度は3.2ベクレル/kgになっています。
このあさりのセシウム濃度は、東日本大震災以前に比べ2倍の汚染になります。
なお、福島県ではストロンチウム90も検出されています。
日本のあさり生産量は国産と輸入物が共に30,000t程度です。
2010年代の生産高順位は愛知県、福岡県、熊本県、千葉県の順になっています。
東京湾が放射能で汚染されているので、妊婦は千葉県のあさりは避けた方が良いと思われます。
また、国産のあさりが減って価格が上がったので、輸入物が増え、今は中国からの輸入量が増えています。
中国産は、北朝鮮のあさりが中国を経由して輸入されたケースが多いといわれます。
そして、輸入あさりを干潟に撒いて、数ヵ月たってから獲る「蓄養」が多くなり、それが国産として出荷されています。
だから、スーバーなどで「あさり」を見かけるときは、国産が多いように見えますが、実は外国産のあさりが多いのです。
しじみの生産量は、国内で10,000tです。
島根県の宍道湖と青森県の十三湖で全国しじみシェアの7割を占めています。
ただ、放射能汚染の心配がある東京都と茨城県のしじみシェアを合計すると一割を超えるので、 妊婦や子どもは、東京湾や茨城県沖で獲れたしじみを避けた方が良いと思われます。
なお、しじみも輸入量が5,000tほどあります。
しじみも中国から輸入されたものを国内で撒いて「蓄養」し、 国内産に化けさせて出回っているケースが多いといわれています。
安全なあさり・しじみの選び方
それでも、あさりやしじみが食べたい場合どうすればよいのでしょう。
まずは、三陸沖や東京湾が放射能汚染されているので、千葉県産以外のあさりやしじみを選ぶしかないでしょう。