水道水 | 放射能汚染食品
「水道水」の放射能汚染について紹介しています。
2011年3月下旬に、関東全域で水道水から放射性ヨウ素が検出されています。
しかし、5月以降、関東の水道水から放射性ヨウ素は「不検出」になり、 福島県の水道水でも6月から放射性セシウムが5ベクレル/e以下の「不検出」になっています。
一見すると、関東の水道水に放射能の心配はなくなったように思えます。
しかし、福島県の水道水が安全になったと思うのはまだ早いです。
放射線量が増減を繰り返している地域の水道水では、放射能汚染の危険が潜んでいると考えておかねば、 将来、被害を受けることになりかねないからです。
関東全域で、現在も水道水で放射能汚染の危険性がある理由としては、 現在でも事故を起こした福島第一原発では、むき出しになった原子炉から水蒸気が蒸発しています。
原発の汚染水を処理する蒸発濃縮装置では、水を蒸発させています。
問題は、この蒸気に、トリチウム(三重水素)が含まれているということです。
トリチウムとは、核燃料が出す放射線によって、水原子の中の水素が、三重水素になって放射化したものです。
水素は遺伝子DNAを構成する原子でもあるので、 トリチウムを水や食べ物から体内に取り込むと、遺伝子の中に入ってしまいます。
遺伝子に中のトリチウムが放射線を出すと、他の部分のDNAを切断してしまいます。
そのとき、トリチウムはヘリウムに変化するので、その部分のDNAが崩壊します。
通常とは異なる傷が遺伝子につくことで、遺伝子はうまく修復ができなくなってしまいます。
この実験をマウスで行ったところ、通常の放射線による発ガンより、発ガン率が高くなるという報告もされています。
アメリカは、原発の周辺に住む人がガンにかかったと訴訟が起きているのも、 稼動中の原発から出続けるトリチウムが原因とされています。
福島第一原発から出る水蒸気には、これからもずっとトリチウムが含まれ続けるでしょう。
その原発からの風の通り道には、トリチウムを含む雨が降るので、 その地域の人は、これから発ガン率が高まることになると思われます。
原発からの風の通り道には、トリチウムを含む雨が降るので、 その地域の人は、これから発ガン率が高まることになると思われます。
安全な水道水の選び方
それでも、関東で水道水が飲みたい場合どうすればよいのでしょう。
放射性セシウムは逆浸透(RO)膜を使った浄水器で、 すべて取り除くことができると、 原子力村の専門家が保証した浄水器でも、 トリチウムは水の構成元素なので、逆浸透膜を使った浄水器でも、 トリチウムすべて通り抜けて出てきます。
福島県で放射能線量が高い地域に住む人は水道水を飲むのはやめて、 西日本産のミネラルウォーターを買って飲む方が良いと思われます。